社会人の勉強に関する問題点とその対策

社会人になってからも、自らのキャリアアップのために資格取得を目指したり、スキルアップのために専門知識を学び直したりなど、勉強を始める機会はたくさんあります。
しかし、せっかくやる気になってもなかなか腰を据えて勉強をするのは難しいと感じている人も多いでしょう。そこには、次のような問題点が隠れている場合があります。

まず挙げられる問題点は、「はっきりとした目標がない」ことです。
学生の時は定期テストや受験といった目標となるものがありましたが、社会人になるとその目標は自分で見つけなければなりません。たとえば、「今の時代は英語を話せた方が良さそうだから」などと英語の勉強を始めたとしても、実際に仕事で生かせないのであれば長続きさせるのは難しいでしょう。まずは明確な目標を定め、それに役立つことを勉強するという方法を実践すると、やる気に繋がります。

もう一つは、「誘惑が多い」ことです。
せっかく目標を定めても、帰宅してテレビを見たりスマホを触ったりしていると、あっという間に時間が経ってしまったなど、なかなか勉強に取り組めない人も少なくありません。このような問題には、まず誘惑の原因が何かを考え、物理的に遠ざけることが必要です。テレビやスマホを触ってしまうのが原因であれば、触れない状況を作るためにセミナーに参加するなど、料金が発生するセミナーであれば否が応でも勉強しなければならなくなります。そういった状況を自ら作り出して自分自身に与えるのが効果的です。
また、勉強を続けるためには、一日の勉強計画を細かく立てることや、自宅に限らず図書館など集中して勉強できる場所を見つけるといった工夫も凝らすとモチベーションの維持にもつながるでしょう。